季節の室礼
季節 のイメージ・文化
9月の異名
九月 (「長月(ながつき)」
稲熟(イナアガリ)ノ略カ・・
夜長月ノ略トイウハイカガカ・・大言海より。
語源俗説(!?)によれば、夜が長く月が美しい月であるから、という
陰暦九月一日は十月六日で
新暦九月一日は七月二十四日であった
(その他の九月の異称↓)
紅葉月(もみじつき)
菊月(きくづき)
9月の暦
新暦の日付 | (一行説明) | |
白露 (はくろ) |
9月8日ごろ | 昼夜の寒暖の差で草木に朝露がつき始める |
重陽の節句 (ちょうようのせっく) |
(旧暦9月9日) | 陽数(奇数)が重なるめでたい日 |
二百十日 | 9月1日ごろ | 台風が多い厄日で豊作を祈る |
秋分 | 9月24日ごろ | 昼夜の時間がおなじ日で先祖の墓参り |
秋の社日 | 秋分の日にもっとも近い戊の日 | 収穫を感謝する日 |
十月 (「神無月(かんなづき)」)
大言海によれば
「かみなづき」の「神無」は当て字で
醸成(カミナシ)月の義
十月は翌月の新嘗の設けに、
新酒を醸す月なり
「神無」の借字について
十月に神々が出雲に集まり
異国に神無きがゆえに・・などの
紛々の説があるが、古典に、
神々が出雲に集まるという話の
よりどころがまったく無いので、
一切妄説だという
新暦十月一日=旧暦八月二十五日
== 陰暦変換プログラム ==
(その他の十月の異称↓)
時雨月(しぐれつき)
初霜月(はつしもつき
徒然草 19段
一年の季節の推移を描く「徒然草」の第19段を見てみます(^^♪
折節 の移り変るこそ、 物毎 に哀れなれ。
季節の移り変わりととも現われる一つ一つのことが、あわれを実感させてくれる。(島内裕子訳)
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